Last update:2014/9/17
恋愛傾聴のテクニック
臨床心理学のカウンセリング分野には、「積極的傾聴」という言葉がある。
これは簡単に言うと、積極的に話を聞くという意味だ。
少し違う角度から考えてみると、こういう言葉があるのだから、これとは逆に積極的でないと判断される話の聞き方もあるということを意味しているといえる。
あなたは、一緒にいる相手が話している内容を、積極的に聞いているという自覚があるだろうか。そういわれると、怪しい。意外と、話を聞いているようでいて、気づかぬうちにいつのまにか適当な聞き方をしてしまう、ということが意外と多いのではないだろうか。
人と人とを結びつけるのがコミュニケーションである、ということは間違いない。ということは、つまり人との対話こそ、人同士を結びつけるための、基本にして最大のステップだと言っていいだろう。
しかし、対話というのはかなり個人差がある。
もしもあなたが、人とのつながりを大事にしていきたいと願っていて、かつ、そういったつながりの中から素敵な恋人を見つけたいと思っているのならば、積極的傾聴を使ってみることをぜひおすすめしたい。
そもそも、積極的傾聴は、相手に話して欲しいと要求することではない。むしろ「話して話して」と要求する時ほど、話は弾んでいないといえる。
話が弾むときと弾まないときとの間には、何の差があるのだろうか。これは決して、性格とか話下手とかいう差ではないだろう。
話が弾むとき、そこには「共感」がある。逆に弾まないときには、共感がない。つまり、共感があるからこそ会話が弾むのだ。
自分にとって「話が合う人」とは、互いに共感できるものを持ち合っている人のことだ。ひいては、積極的傾聴とは、この共感にいたろうとする、積極的な態度に他ならないだろう。